語末の -e の あり・なし で よみかた が かわる

母音字の よみかたを きめる 語末の -e に ついての ルールは、よく 知られています。

 

【「母音字」+「子音字」】で 単語が おわるとき

単語の 末尾に 無音の e が なく、子音字で 終わって いれば、ストレスの ある 母音字は 「短音」 つまり 「おと読み」 です。
cash, fat, gap, tax
deck, next, pet, set
hit, kid, miss, switch ; gym, myth, system
hot, lock, pop, top
cut, dust, hub, rush


【「母音字」+「子音字」+無音の e】で 単語が おわるとき

単語の 末尾に 無音の e が あると、すぐ まえの 母音字は (ストレスが あれば) 「長音」 すなわち 「アルファベット読み」「なまえ読み」に なります。その ような ばあいの e を 「マジックe」と よぶ ことが あります。
/エイ/: ace, face, fake, make, mate, safe
/イー/: eve, complete, Pete, scene, theme
/アイ/: ice, nice, spice ; hype, rhyme, style
/オウ/: dome, home, joke, role, vote
/ユー/: cute, duke, juke, mute, use


ただし、例外も あります。語末に 無音の e が あっても 直前の 母音字が 「アルファベット読み」に ならない ことが あります。

give, have, live(動詞), come, some, done, none, lose, move, glove, love,  
definite, engine, medicine, opposite, etc.

 

この ような ばあいが ある ので、語末の 無音の e の ルールは、とくに、ながい 単語に おいては、信頼性の ひくい ものと なって います。


誤解を あたえる よう ならば、その ような e は 書かずに すませようと いう 「つづり字改革」も あります。たとえば、ルール5つ の "SR1" など です。

ルールどおり なら そのまま、ルールに そわない ばあいは e を さくじょ すると いう わけ です。

 

では、たとえば twelve の 語末の e は どうするか。とくに なんの やくわりも はたしては いませんが、よみかた で、誤解を 生じさせる 要素は ありません。無害と かんがえて、そのままと するか、よぶんな 文字と かんがえて さくじょ するか。

 

chance の e は 「マジックe」 では ありませんが、直前の c の 文字の 読みかたに かんけいが ある ので ひつような 文字 です。

choice, hospice, office, police, voice などにおける 語末の e も、さくじょ できません。




英語 では、語末の e は 発音 しない のが ほとんど ですが、なか には 発音 する ものも あります。たとえば、acme, acne, anemone, apostrophe, catastrophe, epitome, recipe などに おける 語末の e は 「イー」の 発音 です。

 

この ような ばあいの -e は -y に おきかえて しまった ほうが いいの では ないか。じっさい、apostrophe を apostrophy と 書く ひとは います。


 

done